女性におすすめ転職マニュアル特集

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女性が考える『職場の不満』には、大きな問題が隠されていました

   

キャリアアップを目指す女性たちには、大きな壁が存在しています

 いまの時代、一口に転職と言っても、それまで働いていた会社を辞めるには多大な勇気がいります。そうしてまで新しい環境を追い求めるわけですから、少なからず現状に対する不満はあるでしょう。

 特に女性の場合は、「簡単な仕事しか与えられず、やりがいがない」、「能力はあっても重要な案件は一度も任せてもらえない」、「希望したものと違う部署に配属されたままで、希望を出しても叶えてもらえない」などの理由で転職を希望する人が多いです。他にも、「今持っている(もしくは取得中の)資格を活かした仕事をしたい」と積極的にキャリアアップを目指している女性もいるでしょう。

 ところが、そんな女性たちに立ちふさがる壁が存在します。そのひとつが、結婚、出産、育児にまつわる内容となっています。転職を希望する女性側と、それを受け入れる企業側の認識の隔たりが未だ埋まってないのが現状です。今の時代、男女雇用機会均等法が施行され、育児休暇も申請すればちゃんと取る事ができます。そのことが、女性が社会に進出してくる原動力にもなりました。

 ですが、例えば20代後半の未婚女性が転職を希望してやってきた場合、採用担当者はこの女性をどう判断するでしょうか。「この人は、ウチで仕事を覚えても二年くらいで結婚退職するかもしれない。しなくても、産休や育児休業で何週間も離れて、また戻って来てくるのだろうか」など考え始めます。

 企業が中途採用をするのは即戦力が必要だからであり、仕事を覚えた頃、プロジェクトが軌道に乗ってきた頃に休まれたり、辞められたりすると困るのです。そのため、20代後半の未婚女性の中途採用を見送るケースが存在しています。

 これは女性ばかりではなく、短期間に転職を繰り返す人なども当てはまります。「この人は採用してもどうせすぐに辞めていくんだろうな」と思われて、採用を見送られたりするのです。企業側は過去に何度も、そういうことがありますと、そういう人たちを敬遠する傾向にあります。ですので、本人のあずかり知らないところで、不採用が決まることがあります。

 ただし、これも女性側からみれば、休暇も退職も正当な権利です。産休や育児休業をしっかりとった上で退職した所で、責められることはありません。どうせならば、「休めるだけ休んでから辞めよう」と考える女性が多く存在しても、それはそれで仕方がない事なのです。

 また、中途採用でせっかく受かったとしても一、二年で結婚退職します。それも女性の立派な権利ですから、採用面接の時に前職ことは細かく聞かれても、「恋人はいますか?」とか「数年以内に結婚は考えていますか」とはなかなか聞けません。ですから突然結婚退職したとしても誰の責任でもないのです。そしてそのような権利を行使する女性が多いのも事実です。

 それが積もり積もって、適齢期の女性採用に二の足を踏む企業が出ているのですけれども。そしてキャリアアップを目指す女性たちに、大きな壁となって存在しているわけです。

現状への不満と企業が求めるもののギャップが、女性の転職を困難にしています

 転職理由の中には、いまある職場への不満を述べる人が多いです。内容は様々ですが、待遇や賃金、人間関係などがそうです。このような不満は、男性と女性に分け隔てなく存在しています。確かに、表面だけ見ますと、男女とも転職理由にあまり差はないのですが、詳しく見てみますと、やはり違う部分がクローズアップされてきます。そのうちのひとつが、女性の場合、「資格を活かしたい」とか「趣味を有意義に活用したい」という理由が目立ってきています。

 この場合の『資格』とは、大抵の場合、就業時間外で勉強して得た資格などを指します。しかも雑誌などで「女性が持っていると有効な資格」とか「いま女性に大人気の資格」などだったりしますと、大変です。

 基本的に『女性に人気』というものと『○○を活かせる』というものは非常に耳に聞こえがよく、希望する者が多い反面、企業がそのような人材をまったく求めていない場合がほとんどです。

 企業のニーズと、その人が持っている資格やずっと行ってきた趣味が完全に一致している場合もあります。ただしそれはあまりに「狭き門」となっている場合がほとんどです。つまり、門を叩く者は、掃いて捨てるほどいるということに他なりません。

 あくまで企業が求める人材は、実務経験者であり即戦力です。資格だけ持っている人や趣味で続けていたけれども実務経験のない人は、門前払いになる場合がほとんどです。特に横文字の職種などはそれが顕著です。デザイナー、エディター、ライター、アドバイザー、コーディネーターなどは趣味や資格を持っているだけの女性が本当に多く群がりますが、まったくもって転職が成功することはありません。

 このような事例は、深く考えずに転職を希望するケースに多く見られます。現状に不満があり、それを打破するために自分にできることを考えて、その中で一番いいものを選択します。その結果、企業の求めるものを無視した転職活動を考えてしまうわけです。

 - 転職をする理由と成功率

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